北プレに託した想い

生産者と首都圏の
かけはしに

日本の「北」は食材の宝庫です

北のプレミアムフード館の「北」は、北海道、青森、岩手、秋田を指します。

「北」の四季の変化に富んだ気候風土は、植物、動物、人にも厳しい環境です。
寒暖の激しい「北」の山々からは、清らかな水が流れ大地を潤し、生命力の強い農産物を生み出します。
豊富なミネラルが流れ出す近海は、優れた漁場となっています。
「北」が日本における食材の宝庫とされるゆえんです。

北プレの出発点

その北の産地が、今、人口減少や生産者の後継者不足といった間題に直面しています。

例えば、青森県における「りんご」も二十年後には生産者が半減するという試算が示されています。輸入食材の増加や、生産コストの上昇、流通の変化など、経済的環境が農業・漁業の経営を厳しくしています。
これが後継者間題となり、人口減少化に繋がっていると考えられます。

これらの間題に少しでも役立ちたいという強い思いから、北のプレミアムフード館をオープンしました。
青森県の後継者問題や人口減少問題のために「農水産業を応援」する。
これが、北プレのミッションの中核であり、出発点です。

本物を届ける

私たちは生産者を守るべく、食材を届けるにあたり、本物の情報と本物の知識を提供すべきと考えています。

生産者が努力して生み出した食材の品質・味・安全性・旬・流通などの情報を提供することで、生産者が再生産可能な価格での流通を目指しています。

世界は人口増加による食料不足が懸念され、一方で価格競争やモラルの低下による食の安全性が間われています。
「北」の食材を通じて、日本の食育を再提起する。北のプレミアムフード館のミッションの1つです。

地域と都市の交流の拠点

北のプレミアムフード館(北プレ)は、2016年4月に神楽坂にオープンしました。

1Fでは、青森県の商品を中心に北海道、岩手、秋田の代表的な食材・食品を展開し、プレミアムな食材は勿論、”選ぶ楽しさ“や”比べる楽しさ“を提案しています。

2Fはイベントスペースとして、1道3県の自治体などと連携したイベントを開催しています。「青森まちむら まるっと!うまいものフェア」(主催:青森県町村会・東奥日報社)を開催し、地域と都市部の交流を深めました。

3Fは「Kita-pre cafe」を展開しています。
北の風景や生産地の様子、商品ゆかりのエピソードなどを見ることができる大型の液晶モニターを設置し、北の食材を活かしたメニューで北への興味を喚起しています。

単に食材を紹介し販売するだけでなく、地域と都市の人々が互いの価値を理解しあうこと、交流人口が増えること、それが北のプレミアムフード館のミッションの1つです。

新しい流通の場に

農水産業の生産者の皆様には、新しい流通の場を提供する取組みを通じて喜んでいただき、首都圏消費者の皆様にはホッとくつろげる場を提供して喜んで頂けるよう努めて参ります。

共に喜べるステージ「新しい流通の場」創りに取り組んで参りたいと考えております。
今後とも益々のご支援とご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

株式会社エス・シー・シー
代表取締役 清藤 良則